2019年、2021年の全豪オープン優勝者で、2021年夏に開催予定の東京五輪(Tokyo2020)でも出場が決定しているプロテニス選手の大坂なおみさん。
男女を通してアジア人初の世界ランキング1位獲得という偉業をなしとげ、注目され続けている大坂なおみさんですが、大坂なおみさんを「嫌い」「苦手」と思う人も多いようです。
今回は、
この記事の内容
- 大坂なおみが嫌いな理由
について調査したいと思います。
目次
大坂なおみが嫌いな理由
大坂なおみさんが嫌われてしまう理由について、4つほど理由があるようです。
1つ1つみていきたいと思います。
①ワガママすぎる?記者会見ボイコットからのうつ病発表
2021年5月27日、大坂なおみさんは今年の全仏オープンにおける全ての記者会見に応じない旨を自身のSNSで表明しました。
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) May 26, 2021
大坂なおみさんは会見拒否の決断に至った経緯について、
「記者会見において人々がアスリートのメンタルヘルスについてあまり考えていないと感じていた」
「特に負けた選手をあのような場で問い詰めるのは、落ち込んでいる人を蹴落とすようなものであり、理解できるものではない」
と記者たちへ苦言を呈し、試合後の会見が選手の精神状態に及ぼす影響を指摘していました。
そして2回戦を控えた5月31日に、自身のtwitter上で大会を棄権することを電撃発表。
これに対して、メディアやほかのテニス選手からは「会見も仕事の1つ」「スポーツマンとして未熟」「ワガママすぎる」などの批判が相次ぎました。
しかしこの6日後、大坂なおみさんは2018年の全米オープンから現在に至るまで、長らくうつ病に苦しんでいたことをツイッターで発表。
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) May 31, 2021
すると一転、メディアでは大坂なおみさんを心配する声で溢れました。
しかし他方で、ネット上では一連の大坂なおみさんの言動について、
ネット上の声
「うつ病なら先に言った上で行動すべき。後から言ったら言い訳っぽく聞こえますよほんまに」
「鬱じゃなくて虚言癖とかじゃない?」
「擁護コメするメディア多いけど、都合悪くなったらメンタルに逃げるような印象」
「この段階でうつ病でしたはズルい。わがまま突き通す格好になったんだから批判されてコメントして社会的弱者に回るのは狡猾さすら感じる」
「大坂なおみ逃げたな?わがままの限りを尽くしてそれ非難されたら鬱でした、って他の鬱の人に失礼だよね」
「次会見拒否したら、四大大会出れないと聞いて棄権。23らしいがもう少し大人にならなあかんわ!」
「プロの世界で大阪なおみみたいな辞め方する奴嫌いだわ」
などと、厳しい声が相次ぎました。
試合後の記者会見に応じなかった大坂なおみさんは、全仏オープン主催者から1万5000ドル(約165万円)の罰金処分が科されており、
拒否を続ける場合は同大会の失格処分、および今後の四大大会追放の処分を下す可能性を指摘しました。
単に四大大会の追放を逃れたいために「棄権」という選択をし、多くの批判を受けて後にうつ病の発表をしたことが言い訳のように感じてしまった人が少なくないようですね。
この1件で、大坂なおみさんの性格を「わがまま」「幼稚」と認識した人が多い印象です。
②BLM運動とコートでの政治パフォーマンス
2020年5月25日に米ミネソタ州ミネアポリス近郊で起きた、白人警官らによる不適切な拘束で死亡したジョージ・フロイドさんの動画がネット上で公開された後、抗議の声は「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」運動として全米各地や日本を含む海外にも広がりました。
ハイチ系アメリカ人の父親と日本人の母親を持つ大坂なおみさんは、事件以降、自身のTwitterでBLMの抗議デモに関するニュースを積極的にシェアし、抗議者への賛同を示していました。
芸能人やアスリートの政治的な発言には批判が起きることがありますが、大坂選手は、
「アスリートは政治に関与してはいけない、ただ人を楽しませるべきだと言われることが嫌いです」
「これは人権の問題です。なぜ私よりもあなたの方がこの問題について『話す権利』があると言えるのでしょうか?」
と問いかけました。
I hate when random people say athletes shouldn’t get involved with politics and just entertain. Firstly, this is a human rights issue. Secondly, what gives you more right to speak than me? By that logic if you work at IKEA you are only allowed to talk about the “GRÖNLID” 🤷🏽♀️?
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) June 4, 2020
6月4日には、大阪で行われる予定の人種差別反対デモのツイートを引用し、デモへの参加をSNS上で呼び掛けましたが「新型コロナウイルスの感染拡大を助長している」と批判を受けました。
しかし大阪選手は、大阪でのBLMの運動を反対するツイートに対して、「私の母があなたのような人じゃなくて良かった。悪気はないけど。」と皮肉めいたメッセージと共にリツイートを残したことに対しては、批判が多く見受けられました。
大阪なおみほんま嫌い
こんなこと言ってたんか最低やな
見る目変わるわまじで pic.twitter.com/9EGSDt3biy— Gee Jee (@cxyzanjihnayer) June 8, 2020
ネットの声
「大坂なおみ嫌いになったわ。差別問題に対して、1番問題になってるアメリカでデモを起こそうとするならまだしも、日本という差別が極端に少ない国でデモを起こす意味が全く分からない」
「コロナでやばいって言われてる状況で黒人差別をしてない大阪で人が集まるように煽動するし煽動するだけして本人は現地にいないという無責任な行動取るし」
さらに大坂なおみさんは、その年の全米オープンにて決勝までの7試合において、人種差別や警察の暴力を受けて亡くなった7人の黒人の名前が書かれたマスクを着用して入場し、人種差別への抗議を示しました。
これに対してネット上の反応をみてみると、
ネット上の声
「スポーツに政治を持ち込んだ時点で嫌い」
「コート内でやるべきではなかった。 あそこは政治パフォーマンスする場所ではない」
「政治的メッセージやら差別なんとかやら、テニスと関係ない事ばっかり」
「スポーツマンとしてどうなのって行動や言動が多すぎる」
「テニスに政治問題を自ら持ち込んだ時点で変な質問されて当然なのに被害者ぶってる所、どうかと思う。 記者の質問には怒るくせに、テニス関係ない政治的主張はええんか? 大阪なおみの政治主張見るためにテニス見てるんじゃない」
と、コートでの政治パフォーマンスに対してネガティブな印象をもつ人が少なくなかったようです。
こうした反応を受けてか、大坂なおみ選手は全米オープンで優勝した際、自身のマスクを使った抗議活動について「コートに立てばテニス選手として戦うだけですが、自分の置かれた立場を利用できるなら、たとえ小さなメッセージでも発信したい」と語っていました。
③日本代表選手だけど日本語が喋れない?
大坂なおみさんは、ハイチ系アメリカ人の父親と日本人の母親を持つハーフで、3歳の頃からアメリカに移住し、現在も拠点としています。
苗字の「大坂」はお母さんの姓からとっているんですね。
国籍についても、2018年まで日米二重国籍であったものの、日本テニス協会に所属し、日本のテニス選手として活躍。
2019年10月10日(当時22歳)には、日本国籍を選択して必要な手続きを行ったことを発表しています。
日本人が世界で活躍していることはとても喜ばしいことですが、一部では大坂なおみさんが日本代表の選手であることに違和感を覚える人も少なくないようです。
ネットの声
「立ち居振る舞いとか、真面に日本語喋れんのに日本人ですってどうなの?」
「グローバル社会とはいえ、テニスの日本代表なのに日本語しゃべれないとね」
「いくら海外育ちでも母方が日本人で日本語を喋れないのはね」
「黒人暴動の時は完全に黒人丸出しなのに自己都合で日本人アピールをする。よくわからない」
「本人も黒人女性と言ってるし、アメリカ国籍を取った方がいいのでは?」
たしかに試合後のインタビューや、日本のメディアに対してのインタビューも、多くは英語で話しています。
日本国籍を取得しているものの、3歳からアメリカに移住しているため、日本語より英語の方が流暢なのは当たり前だと思われます。
しかし日本代表であるにもかかわらず日本語をほとんど喋らないことから、違和感を覚える人がいるようです。
また大坂なおみさんは、たしかにBLM運動の時、自身を「私はアスリートである前に黒人女性です」とはっきり表明しています。
日本、アメリカ、ハイチという3つの国のルーツがあることは間違いないので、間違ってはいないのですが、大坂選手が自身「日本人」として表現したことがほとんどないため、「なぜ日本国籍を選択したのか」「なぜ日本代表にしたのか」と思う人が多いのかもしれないですね。
ただ、大坂選手はBLM運動だけでなく、過去にアジア系の人々をターゲットとしたヘイトクライムへについても、非難の声をあげていました。
If people loved Asian people as much as they love bubble tea, anime, mochi, sushi, matcha etc... Imagine profiting/enjoying things that come from a culture and then attacking/diminishing the ethnic group that created it.
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) March 27, 2021
「タピオカティーやアニメ、餅、寿司、抹茶が大好きなのと同じように、アジア系の人々を愛してくれたらいいのに…こうしたものを作り出した文化の恩恵を受け、楽しみながら、その文化を生んだ人たちを攻撃し、ないがしろにしているのだと考えてみて」
新型コロナウイルスのパンデミックが発生して以降、アメリカでの反アジア系住民の犯罪が急増していることや、同年3月16日にジョージア州アトランタで発生したアジア系の女性6人が殺害された銃撃事件についてコメントしたと言われています。
④ラケットを壊す&コートに投げつける行為
大坂なおみ選手は、試合中に感情のコントロールがきかなくなると、テニスラケットを壊したり、コートに投げつけるする行為が度々報道されており、その姿を見ていいイメージを持たない人が多いようです。
ネットの声
「ラケット叩きつけて蹴り飛ばすとか最悪」
「こいつどんだけラケット叩きつけてんの」
「俺、大阪なおみ嫌い。だってさイラついたら自分の商売道具であるラケットを地面に叩きつけるんだよ?自分の道具は大事にして欲しいな」
「試合調子悪いと国外プレイヤー特有のラケット地面に叩きつける発動するし! 日本人名乗るなら物は大事に使って欲しい!」
「どんなスポーツでも商売道具大事にしない選手は嫌い。大阪なおみ然り、錦織圭然り…」
最近で言えば2021年5月、テニスのイタリア国際女子シングルス2回戦に出場した大坂なおみ選手は、格下相手にストレート負けする展開に。
思うような試合展開ができず、イライラした様子で、大坂選手はラケットを数回コートに叩きつけて壊すというシーンがありました。
これに対して大坂選手にラケットを提供しているYONEXは取材に対して、
今回のような行為は決して望みません。
大坂選手は世界ですでに活躍しているアスリートでありますので、影響力があります。
ジュニア世代やキッズたちが今回のような行為を真似することを危惧しております。
と大坂選手の行為に対して苦言を呈しました。
とはいえ、プロテニス界では、錦織圭選手やノバク・ジョコビッチ選手など、世界トップランキングのスター選手も、試合中にラケットを壊すことで有名です。
プロテニス界は選手がラケットを壊すことを問題視しており、罰則や罰金をルール化するなど防止に努めていますが、効果は見られないようです。
試合中に悪い流れを断ち切ろうとするとき、自制心がなくなり、とっさにラケット壊してしまう事態になるのでしょう。
テニスは個人戦ですし、過度なプレッシャーによるものであると理解できますが、観ている側としては、とても気持ちがいいものではないですよね。
大坂なおみが嫌いな理由まとめ
今回は、テニスプレーヤーの大坂なおみが「嫌い」「苦手」といわれる理由を調べてみました。
大きくまとめると、
- 過去の言動から見えるワガママな性格
- 度々みられる政治パフォーマンス
- 「日本代表」に対する違和感
- ラケットの破壊・投げつける行為への嫌悪感
の4つが理由であると分かりました。
とはいえ、大坂なおみ選手は世界トップクラスのテニスプレーヤーであることは間違いなく、今後のさらなる活躍を期待する人が多いと思われます。
今後も目が離せませんね!